Flowmon は、ネットワーク監視ツールとして、ネットワークトラフィックを継続的に収集および分析します。高度なネットワーク監視で、ネットワークがわかりやすく詳細に可視化され、迅速に対処するための有用な情報を即座に入手できます。
オンラインデモを開始企業ネットワークをスムーズに稼働させるためには、ネットワークに問題が生じていないかを常にチェックし、問題の兆候が見られたら速やかに判断して問題解決する仕組みが必要であり、その主軸となるのがネットワーク監視ツールです。優れたネットワーク監視ツールを使い、ネットワークをわかりやすく可視化することで、ネットワークパフォーマンスの問題に迅速に対処し、サービスに障害が生じたら素早く把握して修復し、効率的・効果的な帯域幅容量割り当てを行うことができます。また、異常を検出し、マルウェアやデータ漏洩などの脅威からインフラストラクチャを保護するのにも役立ちます。
ネットワーク監視ツールは、様々な手法を用いて、必要なネットワークに関する詳細情報を獲得します。
SNMP (Simple Network Management Protocol)、簡易ネットワーク管理プロトコル、は、ほとんどのネットワーク接続デバイスからデータを収集する標準プロトコルであり、以前は、SNMP ポーリングによるインフラストラクチャ監視で、許容可能なレベルの可視性を確保できました。ネットワークアーキテクチャがますます複雑になり、パフォーマンスがより重要視されるようになって、インフラストラクチャの可用性だけに限らない、より高度なネットワーク監視機能が求められるようになりました。
ネットワークトラフィック監視ソリューションの中には、フルパケット分析を主体にしたものもあります。非常に高レベルの詳細を提供できますが、今は一般に 10 Gbps 以上のネットワーク帯域幅を使用することが多くなっており、フルパケットキャプチャでは、膨大な量のストレージとラックスペースが必要になる点が難点です。
ネットワーク トラフィックの L2 ~ L7 から関連情報を提供する IPFIX に目を向け、その情報(フローデータ)を活用するネットワーク監視ソリューションもあります。そのようなソリューションは拡張性が高く、異常を検出したり、帯域幅の上位消費者を特定したり、アプリケーションの遅延を監視したり、ネットワークインシデントの根本原因を速やかに解明したりできます。ストレージを消費するパケットキャプチャについては、特別な状況でだけ使用するようにすることで、膨大な量のストレージがなくてもネットワーク監視を行えます。
ネットワーク監視ツールを利用することで、やっかいなネットワークのトラブルシューティングにかかる時間が短縮できます。ネットワーク管理者は、時間に余裕ができてほかの重要なプロジェクトなどに集中して取り組むことができるようになります。
ネットワークトラフィックをリアルタイムで監視すると、次のようなことが可能になります。
Flowmon は、様々なネットワークデバイスから収集した IP フローやパケットなどのネットワークテレメトリデータを処理します。Flowmon Probe と呼ばれる専用のセンサーを使用して、データの粒度を高め、L7 情報でフローデータを充実させることができます。この詳細情報はパフォーマンスの向上に役立ちます。
Flowmon は、このデータを Flowmon Collector に保存して分析します。Flowmon Collector は、分析エンジンを備え、視覚化とレポートを処理する中央コンソールです。高度な分析と自動化のための機能を加えて拡張することもできます。
強化されたネットワークテレメトリを活用する Flowmon の高度な可視性によって、例えば次のようなネットワーク問題を解決することができます。
パブリッククラウドのプロバイダーが提供する監視ツールは便利ではありますが、そのようなネットワーク監視ツールはローカルネットワークに展開するように設計されていることが多く、カバーし切れない監視のギャップが生じることがあります。また、ツールセットの断片化という問題も引き起こされます。
Flowmon Collector は、クラウド環境とハイブリッド環境の両方で動作するように設計されており、どのような環境でも均等なレベルの可視性を提供します。さらに、複数の環境からのデータ情報を1つのユーザーインタフェースで表示できるので、いちいち別の専用ツールに切り替えるといった煩わしさがありません。